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思春期健康相談

思春期とは

第2次性徴の出現に始まり、初経を経て第2次性徴が完了し、月経周期がほぼ順調になるまでの期間を言います。 わが国ではおよそ8~9歳ごろから17~18歳ごろまでとされています。
乳房発育は卵巣からのエストロゲン分泌の増加を反映し、通常9~11歳で開始されます。
陰毛は卵巣からのエストロゲンと、卵巣、副腎由来のアンドロゲンの相乗効果によるとされ、乳房発育の6ヵ月後に発育が始まるのが一般的です。
初経はこれらに引き続き、12~13歳でみられてきます。満15歳までにほぼ100%が初経を迎えると言われます。
初経後1~2年間は排卵周期が確立されていないことが多いので初経後1~2年以内の月経周期異常は、生理的範囲内とみなして経過観察をします。

ここでは、思春期に多く相談をいただく症状について記載いたします。

  1. 原発無月経
    18歳までに初経の発来をみない場合です。
    病因・病態は多様です。
    染色体異常が多いと言われます。(23%)
  2.  遅発月経
    15歳以上で初経の初来した場合です。
  3. 思春期の続発性無月経
    これまであった月経が3ヵ月以上停止した状態です。
    思春期の続発性無月経は、次の1~4が多くを占めます。
    1.体重減少性無月経
    過度あるいは急激なダイエットにより視床下部性の希発・無月経に陥ります。
    2.運動性無月経
    運動部における過剰なトレーニングなどにより精神的、身体的ストレスや体重減少(体脂肪率の低下)を生じ、視床下部性無月経を呈します。
    3.多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
    4. 肥満
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