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妊娠しにくい人に見られる特徴を詳しく解説|今日から始められる対処法も紹介

[2025.12.30]

妊娠を望んでいるものの、思うように結果が出ず不安を感じている方は少なくありません。妊娠に影響を及ぼす要因が多岐にわたることがわかっており、年齢や体型、日々の生活スタイルなどが妊娠のしやすさに関係するとされています。

本記事では、妊娠しにくいとされる方に共通しやすい5つの特徴と、妊娠の可能性を高めるために取り組める具体的な工夫について解説します。内容を参考にしながら、妊娠を目指した体づくりに一歩踏み出してみましょう。

橋本駅南口から徒歩1分の長谷川レディースクリニックでは、生理不順やPMS(月経前症候群)など、女性特有の症状に関する検査・治療にも対応しています。経験豊富な専門医が、一人ひとりのお悩みに寄り添いながら、適切な医療サポートを提供いたします。

また当院では、神奈川県相模原市・淵野辺駅から徒歩2分のソフィアレディスクリニックと連携し、婦人科および不妊治療においてスムーズな連携体制を構築しています。検査結果や治療方針の共有により、患者さまにとって安心かつ効率的な診療環境をご提供いたします。

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妊娠しにくい人に多く見られる5つの特徴

妊娠しにくい人に共通しやすい代表的な特徴は以下の5つです。

  • 加齢に伴う卵子の質の変化
  • 肥満や低体重によるホルモンバランスの乱れ
  • 喫煙習慣が及ぼす卵巣機能への悪影響
  • クラミジア感染症など性感染症の影響
  • ストレスが引き起こすホルモンバランスの乱れ

加齢に伴う卵子の質の変化

女性の卵子は、生まれたときから数が決まっており、加齢とともに卵子の数や質が徐々に低下していきます。特に35歳以降は妊娠の可能性が下がり始め、40歳を超えるとその傾向はより顕著になります。年齢とともに卵子の数が減少するだけでなく、染色体異常が起こる割合が高くなるためです。

男性も加齢により精子の運動率の低下やDNA損傷の増加など、精子の質に変化が生じます。男性の加齢による影響は女性ほど急激ではないとされていますが、男性側の年齢も妊娠のしやすさに関係するため、無視できない要因です。

一般的に不妊症とは「避妊をしていないにもかかわらず、1年以上妊娠に至らない状態」を指します。不妊の原因の約85%は検査によって特定できるとされており、主な要因として排卵のトラブル、男性側の要因、卵管の問題などが挙げられます。中でも排卵障害は、不妊全体のおよそ25%を占めるといわれています。

肥満や低体重によるホルモンバランスの乱れ

肥満や痩せすぎの状態はホルモンの働きに影響を及ぼし、排卵がうまく起こらなかったり、生理周期が乱れたりする原因になります。妊娠しやすい体を目指すうえで、適切な体重を維持することは基本となるポイントであり、日頃の体重管理が重要です。

一つの目安となるのがBMI(体格指数)で、一般的に18.5〜24.9が適正範囲とされています。特に注意が必要なのは以下のケースです。

  • BMI18.5未満(低体重):女性ホルモン分泌が低下しやすく、無月経や排卵障害が起こりやすい
  • BMI25以上(肥満):ホルモンバランスが乱れやすく、生理不順や排卵障害のリスクが高い

BMIは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で簡単に計算できます。数値が適正範囲から外れている場合は、食事内容の見直しや無理のない運動を取り入れ、少しずつ調整していくことが大切です。体重を整えることは、妊娠の可能性を高めるための大切な第一歩といえます。

喫煙習慣が及ぼす卵巣機能への悪影響

喫煙は体内の血流を低下させ、卵巣への血液供給にも悪影響を及ぼすため、卵子の成長や成熟に支障をきたすおそれがあります。卵子の発育を妨げるだけでなく、染色体異常が起こるリスクを高めることも指摘されています。自身が吸わない場合でも、周囲の煙を吸い込む受動喫煙によって、同様の影響を受ける可能性があるため注意が必要です。

妊娠を望むのであれば、できるだけ早い段階で禁煙に取り組むことが大切です。禁煙は妊娠の可能性を高めるだけでなく、将来の健康維持という観点からも大きな意味を持ちます。

クラミジア感染症など性感染症の影響

クラミジア感染症を代表とする性感染症は、卵管に炎症を起こしたり、詰まりを生じさせたりすることで、妊娠を妨げる大きな要因となります。特にクラミジア感染症は、ほとんど自覚症状がないまま進行することが多く、気づかないうちに妊娠しにくい状態につながるケースも少なくありません。主な影響は次のとおりです。

  • 卵管が炎症により狭くなったり閉塞したりする
  • 卵子と精子が出会えず受精が成立しにくくなる
  • 症状が乏しいため発見が遅れやすい
  • 放置すると卵管炎や卵管閉塞に進行するリスクが高まる

クラミジア感染症は、早期に検査を行い適切な治療を受けることで、不妊のリスクを防ぐことが可能です。過去に感染の心当たりがある方や不安を感じる方は、早めに検査を受けましょう。

ストレスが引き起こすホルモンバランスの乱れ

過度なストレスは体内のホルモン分泌に影響を及ぼし、排卵がうまく行われなくなる原因となることがあります。心身の緊張が続かないよう、意識的に休息の時間を確保し、気分転換につながる趣味やリラックスできる習慣を取り入れることが大切です。

ストレスを感じやすい方は、ヨガや瞑想、深呼吸など、自分に合ったストレス解消法を見つけることが役立ちます。一人で抱え込まず、パートナーや家族と気持ちを共有したり、必要に応じて専門家のサポートを受けたりすることも、心の負担を軽減する有効な方法です。

妊娠しにくい傾向に気づくためのセルフチェック

妊娠しにくい傾向に気づくためのセルフチェック項目は、主に次の3つです。

  • 生理周期に乱れがないかを確認する
  • 基礎体温の推移や変化を把握する
  • 体調の変化やサインを見逃さない

セルフチェックはあくまで参考の一つです。少しでも気になる症状や不安がある場合は、早めに専門医へ相談することが大切です。

生理周期に乱れがないかを確認する

一般的に生理周期は25~38日程度が目安とされ、毎回大きなずれがなく安定している状態が望ましいといえます。以下の場合は、排卵が正常に行われていない可能性があります。

  • 頻発月経:周期が24日以下で起こる
  • 希発月経:39日以上間隔が空く
  • 無月経:3か月以上生理が来ない

生理が2日以内と極端に短い、もしくは8日以上続く場合も注意が必要です。生理痛が日常生活に支障をきたすほど強い場合には、子宮内膜症などの疾患が関係していることも考えられます。まずは少なくとも3か月間、生理の周期や期間を記録し、自分のリズムや傾向を把握することから始めてみましょう。

基礎体温の推移や変化を把握する

基礎体温を継続して測定することで、排卵が起きているかどうかや、ホルモンバランスの傾向を把握する手がかりになります。一般的に基礎体温は、生理開始から排卵前までの「低温期」と、排卵後から次の生理が始まるまでの「高温期」の2つに分かれます。高温期が10日未満と短い場合には、黄体機能不全が疑われることがあります。

体温の変動が大きく安定しない場合は、ストレスや睡眠不足、ホルモン分泌の乱れなどが影響している可能性があります。低温期と高温期の差がはっきりしない(二相性が見られない)場合には、排卵が起こっていないケースも考えられます。正確なデータを得るためには、毎日同じ時刻に、起床後すぐ安静な状態で測定することが大切です。

体調の変化やサインを見逃さない

妊娠しにくい状態を示す兆候は、生理周期や基礎体温だけでなく、日常的な体調の変化として現れることもあります。以下の症状も体のバランスが崩れているサインと考えられます。

  • 急な体重の増減がある
  • 常に疲れやすい
  • 肌荒れがひどくなった
  • 頭痛が頻繁に起こる

これらの不調は、ホルモンバランスの乱れが背景にある可能性があります。性交時の痛みや不正出血、下腹部の痛みなども注意しておきたい重要なサインです。

体毛が濃くなったり声が低くなったりする変化が見られる場合は、男性ホルモンの分泌が多くなるPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)が関係している可能性もあります。PCOSは妊娠しにくさとの関連が指摘されているため、気になる症状があれば早めに医療機関で相談することが大切です。

妊娠しやすい体を目指すためのポイント

妊娠の可能性を高めるために意識したい改善策は、主に次の6つが挙げられます。

  • 適度な運動を取り入れて血流を良くする
  • 栄養バランスを意識した食生活を心がける
  • 良質な睡眠でホルモンバランスを整える
  • 禁煙を心がけて卵巣の働きを守る
  • ストレスを和らげて心と体を整える
  • 排卵のタイミングを把握して計画的に行動する

適度な運動を取り入れて血流を良くする

運動量が不足すると全身の血流が滞りやすくなり、子宮や卵巣へ十分な血液が行き渡らなくなることがあります。血流が悪い状態では、必要な栄養や酸素が届きにくくなり、卵子の成長や子宮内膜の状態にも影響を及ぼし、妊娠しにくさにつながる可能性があります。

無理のない運動を習慣化することで、子宮や卵巣の働きをサポートすることが期待できます。ウォーキングやヨガ、軽めのジョギングなど、日常生活に取り入れやすい運動から始めてみましょう。目安としては、1回30分程度を週に3回以上、無理なく継続できるペースがおすすめです。

強度の高い運動はかえって体に負担をかける場合もあるため、自分の体調に合わせて「気持ち良い」と感じる範囲で行うことが大切です。中でもヨガは、体を動かしながらリラックス効果も得られ、ホルモンバランスを整える点でも妊娠を目指す方に適した運動といえます。

栄養バランスを意識した食生活を心がける

妊娠を目指す体づくりには、日々の食事内容が大きく関わります。中でも、葉酸・鉄分・亜鉛・ビタミンDは、妊娠を支えるうえで重要な栄養素とされています。それぞれの役割は以下のとおりです。

  • 葉酸:細胞の分裂や成長を支える栄養素で、妊娠初期における胎児の神経管閉鎖障害のリスクを下げる
  • 鉄分:赤血球の形成に欠かせない栄養素
  • 亜鉛:細胞分裂やたんぱく質の合成に関与し、卵子の質を保つ働きが期待される
  • ビタミンD:カルシウムの吸収を助け、骨の形成をサポートする

葉酸は、ほうれん草やブロッコリー、いちごなどの野菜や果物に多く含まれています。妊娠期は貧血になりやすいため、レバーやひじき、小松菜などを意識的に取り入れることが大切です。亜鉛は牡蠣や牛肉、アーモンドなどから摂取でき、ビタミンDは鮭、卵黄、きのこ類に豊富に含まれています。

妊娠を希望する方は、これらの栄養素を偏りなく取り入れながら、無理のない健康的な食生活を続けていきましょう。

良質な睡眠でホルモンバランスを整える

睡眠は単に体を休めるだけでなく、ホルモン分泌を整えるうえでも重要な役割を担っています。慢性的な睡眠不足は女性ホルモンの分泌に影響を与え、排卵の乱れや月経不順を招く原因となることがあります。質の高い睡眠とは、しっかりと眠れ、朝にすっきりと目覚められる状態を指します。

睡眠時間が足りなかったり、眠りが浅かったりするとホルモンバランスが崩れやすくなり、妊娠しにくい状態につながる可能性があります。妊娠を望む方は、できるだけ毎日7時間以上の睡眠を確保することを意識しましょう。

就寝前のカフェイン摂取や、スマートフォン・パソコンを長時間使用する習慣は、睡眠の質を下げる要因となるため控えることが望ましいです。アロマを取り入れたり、ハーブティーを飲んだりするなど、心身が落ち着く環境を整えることで、より深い睡眠につながります。

禁煙を心がけて卵巣の働きを守る

喫煙は卵巣機能の低下を招き、卵子の老化を早める要因の一つとされています。自身が吸わなくても受動喫煙によって同様の影響を受ける可能性があるため、妊娠を希望する女性だけでなく、パートナーも含めた禁煙への取り組みが重要です。

たばこの煙に含まれる有害物質は卵巣の細胞にダメージを与え、その働きを弱めることで妊娠の成立を妨げることがあります。禁煙は、妊娠しやすい体づくりだけでなく、自分自身の健康を守り、将来生まれてくる赤ちゃんのためにも大切な選択といえます。

ストレスを和らげて心と体を整える

ストレスは自律神経やホルモンバランスに影響を与え、妊娠しにくい状態を招く一因となることがあります。日常生活の中でストレスを溜め込まない工夫が大切です。自分に合った気分転換やリラックス方法を見つけ、意識的に心を休ませる時間を持ちましょう。

好きな音楽を聴く、映画やドラマを楽しむなど、気持ちが落ち着く時間を過ごすことが大切です。友人や家族に気持ちを打ち明けることで心が軽くなり、ストレスの軽減につながることもあります。

排卵のタイミングを把握して計画的に行動する

妊娠を目指すうえでは、排卵の時期に合わせた性交渉が重要なポイントとなります。排卵日を知る方法としては、基礎体温を継続して記録する方法や、排卵検査薬を活用する方法があります。

基礎体温は、毎朝起床後すぐに舌の下で測定し続けることで、体温の変化から排卵の時期を予測できます。低温期から高温期へ移り変わるタイミングが、排卵の目安とされています。排卵検査薬は尿中の黄体形成ホルモン(LH)の量を測定し、排卵が近づいた際に起こる「LHサージ」を捉えることで排卵時期を予測します。

排卵日をできるだけ正確に把握し、その時期に合わせてタイミングを調整することで、妊娠の可能性を高めることが期待できます。

妊娠しにくいと感じる方によくある質問

妊娠しにくさに悩む方から特によく寄せられる質問について、以下の5つを紹介します。

  • 妊娠しにくい体質は遺伝する?
  • どのくらい妊娠しなければ受診を考えるべき?
  • 妊娠しやすい体質へと変えることはできる?
  • 年齢が高くても自然妊娠は可能?
  • ストレスが妊娠に与える影響は?

妊娠しにくい体質は遺伝する?

妊娠しにくさの要因の中には、遺伝が関係しているケースも一部存在します。PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)や早期閉経などは、遺伝的な要素が関与することがあるとされています。遺伝的な背景があるからといって、必ず妊娠が難しくなるわけではありません。

適切な治療や生活習慣の見直しによって、妊娠の可能性を高めることは十分に可能です。家族に不妊の経験がある場合でも、早い段階で専門医に相談することで、体の状態を把握し、必要に応じた予防的な対応を取ることができます。

どのくらい妊娠しなければ受診を考えるべき?

一般的に、健康な夫婦が避妊をせずに性生活を続けた場合、約85%が1年以内に妊娠するとされています。35歳未満の場合は1年間、35歳以上の場合は6か月間妊娠に至らなければ、医師への相談が勧められています。あくまで一般的な基準であり、個人差があることも理解しておく必要があります。

生理周期が不規則であったり、基礎体温に明らかな異常が見られたりする場合は、期間に関係なく早めに専門家へ相談することが大切です。過度に焦ることなく、パートナーと協力しながら、自分たちのペースで妊活を進めていきましょう。

妊娠しやすい体質へと変えることはできる?

日々の生活習慣を見直すことで、妊娠しやすい体の状態に近づけることは十分に可能とされています。生活習慣が整うことでホルモンバランスが安定し、卵子や精子の質の向上につながる可能性も期待できます。適正な体重を保つことは重要なポイントの一つです。まずは、以下の生活習慣の改善から始めてみましょう。

  • 適度な運動を習慣化する
  • 栄養バランスを意識した食事を心がける
  • 質の良い睡眠を確保する
  • ストレスを上手に管理する
  • 禁煙や過度な飲酒を控える

こうした変化はすぐに結果が出るものではないため、少なくとも3〜6か月程度は継続することが大切です。背景に病気が隠れている場合には、生活習慣の改善だけでなく、医療機関での治療が必要になることもあります。

年齢が高くても自然妊娠は可能?

年齢を重ねるにつれて妊娠の確率は下がる傾向にありますが、自然妊娠が完全に不可能になるわけではありません。実際に、40代で自然妊娠に至る方もいます。加齢に伴って卵子の質が低下したり、流産のリスクが高まったりする点には注意が必要です。できるだけ早い段階で専門医に相談し、体の状態に合った健康管理を行うことが重要になります。

高齢での妊娠を目指す場合は、定期的な健康チェックを受けながら、必要に応じて医療のサポートを取り入れて妊活を進めることが勧められます。年齢だけを理由に諦めるのではなく、現実的な計画を立て、自分に合った方法で前向きに取り組むことが大切です。

ストレスが妊娠に与える影響は?

強いストレスが続くと、体内のホルモンバランスに悪影響を与え、排卵がうまく行われなくなったり、生理周期が乱れたりする原因になることがあります。ストレス時に分泌されるコルチゾールが過剰になると、妊娠に関わるホルモンの分泌が抑えられることも知られています。

ストレスは食欲の低下や睡眠不足を引き起こしやすく、こうした状態が重なることで、間接的に妊娠しやすさを下げてしまう場合もあります。適切にストレスをコントロールすることで、その影響を和らげることは可能です。

趣味に時間を使ったり、パートナーとのコミュニケーションを大切にすることは、妊活中のストレス軽減につながります。無理をせず、心身のバランスを整えることが大切です。

まとめ

妊娠しにくい原因には、以下の要因が挙げられます。

  • 加齢に伴う卵子の質の変化
  • 肥満や低体重によるホルモンバランスの乱れ
  • 喫煙習慣が及ぼす卵巣機能への悪影響
  • クラミジア感染症など性感染症の影響
  • ストレスが引き起こすホルモンバランスの乱れ

妊娠の可能性を高めるためには、適度な運動や栄養バランスの良い食事、十分で質の良い睡眠の確保なども大切です。妊活への不安や悩みがある場合は、不妊治療を専門とする医師への相談も視野に入れましょう。

専門医は不妊の原因を丁寧に見極めたうえで、それぞれの状況に合った適切な治療やサポートを提案してくれます。

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