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PMSと妊娠初期の違い|チェック方法や妊娠初期に気をつけるポイントを解説

[2025.09.10]

「もしかして妊娠したかも?」と期待と不安が入り混じる時期、PMS(月経前症候群)と妊娠初期の症状はよく似ているため、区別が難しいことがあります。ただし、いくつかの重要な違いがあります。普段の生理痛と比べて「いつもより重い」と感じる場合は、妊娠初期のサインである可能性もあります。

この記事では、PMSと妊娠初期症状の違い、それぞれの特徴、セルフチェックの方法、さらに妊娠初期に気をつけるべきポイントを解説します。正しい知識を身につけて、安心して妊娠生活をスタートできるようにしましょう。

橋本駅南口から徒歩1分の長谷川レディースクリニックでは、生理不順やPMS(月経前症候群)など、女性特有の症状に関するご相談に加え、男性不妊に関する検査・治療にも対応しています。経験豊富な専門医が、一人ひとりのお悩みに寄り添いながら、適切な医療サポートを提供いたします。

また当院では、神奈川県相模原市・淵野辺駅から徒歩2分のソフィアレディスクリニックと連携し、婦人科および不妊治療においてスムーズな連携体制を構築しています。検査結果や治療方針の共有により、患者さまにとって安心かつ効率的な診療環境をご提供いたします。

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PMSと妊娠初期症状の違い

PMS(月経前症候群)と妊娠初期症状は、どちらも身体にさまざまな変化が現れるため、ご自身では見分けるのが難しい場合もあるかもしれません。PMSと妊娠初期症状の違いについて、以下の内容を解説します。

  • 月経前に現れるPMSの主な症状とは?
  • 月経が始まるとPMSの症状は自然と軽減する
  • 妊娠超初期に現れやすい主な症状
  • 妊娠検査薬の使用時期

月経前に現れるPMSの主な症状とは?

PMS(月経前症候群)は、月経が始まるおよそ2週間前から現れる心身の不調のことを指します。症状の種類や強さには個人差がありますが、代表的なものは以下のとおりです。

  • 精神的な症状:イライラ、気分の落ち込み、不安感、集中力の低下、涙もろくなる
  • 身体的な症状:乳房の張りや痛み、頭痛、腹痛、便秘、むくみ、食欲の変化、ニキビ、眠気、だるさ

これらの症状は人によって異なり、軽度なものから日常生活に支障をきたすほど重いケースまでさまざまです。自分の体調の変化に気づき、適切に対処することが大切です。

月経が始まるとPMSの症状は自然と軽減する

PMSの大きな特徴の一つは、月経の開始とともに症状が次第に軽くなり、やがて消えていくことです。「毎月つらかったのに、生理が始まったら驚くほどスッキリした」という経験を持つ人も少なくありません。これは、PMSの原因がホルモンバランスの変動に深く関係しているためです。

妊娠超初期に現れやすい主な症状

妊娠超初期とは、妊娠2〜3週目ごろを指します。この時期は妊娠検査薬では陽性反応が出ないことも多く、自覚症状もほとんどありません。ただし、人によっては以下のような症状が早い段階で現れることもあります。

  • 着床出血:受精卵が子宮内膜に着床する際に少量の出血が起こることがあり、おりものに血が混じる程度で済むことが多い
  • 基礎体温の高温期が続く:排卵後の高温期が2週間以上続く場合、妊娠の可能性がある
  • 乳房の張りや痛み:ホルモンの影響により乳房に張りや痛みを感じることがある
  • 頻尿:子宮の変化によって膀胱が圧迫され、トイレが近くなる
  • 便秘:ホルモンの作用で腸の動きが鈍くなり便秘気味になる

これらの症状は、必ずしも妊娠によって起こるとは限らず、PMSと似た症状も多いため、症状だけで妊娠を判断するのは難しいです。正確な判断には、妊娠検査薬や医療機関での検査が必要です。

妊娠検査薬の使用時期

妊娠検査薬は、一般的に月経予定日の約1週間後から使用できます。これは、尿中に含まれる hCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン) を検出して妊娠を判定する仕組みだからです。

hCGホルモンは妊娠によって分泌されますが、妊娠初期は分泌量がまだ少なく、月経予定日より前に検査しても正確な結果が出にくいことがあります。

市販されている妊娠検査薬には、感度が高く早期に使用できるタイプや、生理予定日数日前から判定可能なタイプもあります。どれを選ぶか迷った場合は、薬剤師に相談して自分に合ったものを選ぶと安心です。

妊娠初期症状の特徴と注意点

妊娠初期は、ホルモンバランスの変化や体の調整によって多様な症状が現れます。主な特徴は以下のとおりです。

  • つわり
  • 眠気やだるさ
  • 頻尿
  • 便秘
  • 腰痛
  • 食欲の変化
  • おりものの変化

注意すべきポイントも合わせて押さえましょう。

つわり

つわりは妊娠初期に多くの人が経験する症状のひとつで、一般的には妊娠5〜6週ごろに始まり、8〜10週ごろにピークを迎えた後、12〜16週ごろには徐々に落ち着くことが多いです。原因は明確ではありませんが、妊娠中のホルモンバランスの変化が関係していると考えられています。

つわりがつらいときは、無理に食事をとらず、水分をこまめに補給し、食べられるものを少しずつ摂取することがポイントです。代表的な症状には以下のようなものがあります。

  • 吐き気:朝の起床時や空腹時に気分が悪くなる
  • 嘔吐:強い吐き気があり実際に吐いてしまう
  • 食欲不振:食欲がなく食べたいと思えない
  • 味覚の変化:好みが変わり、食べられるものと食べられないものが逆転する
  • 匂いに敏感になる:特定の匂いで吐き気を感じるようになる

眠気やだるさ

妊娠初期はホルモンの影響や体の変化により、強い眠気やだるさを感じやすくなります。
プロゲステロンというホルモンが大量に分泌されることで、体温上昇や子宮内膜の維持が行われる反面、疲れやすさや倦怠感につながります。

体に負担がかかる時期だからこそ、意識的に休息をとることが大切です。眠気やだるさをやわらげるための工夫は以下のとおりです。

  • 睡眠時間をしっかり確保する:夜は早めに寝て朝はゆっくり起きる
  • 日中に仮眠をとる:15〜30分ほどの短い睡眠でリフレッシュする
  • 無理せず体を休める:疲れを感じたら横になって休息する
  • リラックスできる時間を作る:音楽や読書、アロマなどで心を落ち着ける

頻尿

妊娠初期には子宮の成長やホルモンの変化により、膀胱が圧迫されやすくなり、頻尿の症状が現れやすくなります。特に夜間に何度もトイレに起きたり、尿漏れを経験することもあります。これは子宮が急速に大きくなることと、尿量を増やすホルモンの影響が関係しています。

頻尿に対処するための工夫は以下のとおりです。

  • 水分はこまめにとる:一度に大量に飲まず、少量を複数回に分ける
  • 寝る前の水分摂取を控える:夜間のトイレ回数を減らすために調整する
  • 骨盤底筋体操を行う:骨盤底筋を鍛えて尿漏れを予防する

妊娠初期の変化は体にさまざまな影響を与えますが、過度に心配しすぎず、無理のない範囲でできる対策を取り入れながら過ごしていきましょう。

便秘

妊娠初期はホルモンバランスの変化や子宮の拡大により、便秘になりやすい時期です。
プロゲステロンというホルモンには腸の動きを抑える作用があり、さらに子宮が大きくなることで腸が圧迫され、便が通りにくくなります。お腹の張りや食欲不振を引き起こす原因にもなるため、以下の対策を心がけましょう。

  • 食物繊維を多くとる:野菜や果物、海藻、きのこなどを意識して食べる
  • 水分を十分にとる:水分をこまめにとり、便を柔らかくする
  • 適度な運動をする:軽いストレッチやウォーキングで腸の動きを促す
  • 便意を我慢しない:便意を感じたらすぐにトイレに行く
  • マッサージをする:お腹を優しくマッサージして腸の働きをサポートする

腰痛

妊娠初期の腰痛は、ホルモンの影響で骨盤周辺の靭帯がゆるみやすくなることに加え、子宮が大きくなることで腰にかかる負担が増えることが原因とされています。

出産の準備に伴う自然な変化であるため、過度に心配する必要はありません。ただし、痛みが強く生活に支障が出る場合は、我慢せず医師に相談しましょう。

食欲の変化

妊娠初期はホルモンの変化により、食欲が大きく変動することがあります。つわりによって食欲が落ちる人もいれば、空腹で気分が悪くなる「食べづわり」の症状が現れる人もいます。無理をせず、体が受け入れるものを少しずつ取り入れることが大切です。

対処法は以下のとおりです。

  • 食欲不振:冷たいものやさっぱりとした食事を選ぶ
  • 食べづわり:空腹を避けるために、少量ずつこまめに食べる
  • 偏食:栄養バランスが偏らないように、さまざまな食材を取り入れるよう意識する

おりものの変化

妊娠初期は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が増える影響で、おりものの量が増えたり、水っぽくなったりすることがあります。通常は無色透明で匂いもないものですが、異常が見られる場合は感染症の可能性もあるため、医療機関への相談が必要です。

以下のようなおりものの変化があった際は注意しましょう。

  • おりものが増える:下着が湿るほど分泌が増えることがある
  • おりものが水っぽくなる:さらさらした水のような質感になる
  • おりものの色が変わる:黄色や緑がかった色に変化する場合がある
  • おりものに匂いがする:生臭い匂いやかゆみを伴う場合は注意が必要

おりものの状態は体調のサインでもあるため、日常的に観察することが大切です。

妊娠検査薬の種類と使い方

妊娠の可能性があると感じたとき「早く結果を知りたい」と思い、ドラッグストアで妊娠検査薬を手に取る方も多いのではないでしょうか。ここでは、妊娠検査薬でわかることや、正しい使い方と使用のタイミングについて解説します。

妊娠検査薬で判定できること

妊娠検査薬は、妊娠初期に分泌が増えるホルモン「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」を尿中から検出することで、妊娠の可能性を判定するものです。hCGは、胎盤を形成する細胞から分泌され、妊娠を維持する重要な役割を担っています。

妊娠検査薬には、尿に含まれるhCGと反応して色が変わる薬剤が含まれており、妊娠していれば陽性のサインが表示される仕組みです。ただし、陽性反応が出た場合でも、すべてが正常な妊娠とは限りません。

子宮外妊娠や胞状奇胎など、異常妊娠の場合でもhCGが分泌されるため、検査薬で陽性となることがあります。そのため、妊娠検査薬はあくまでも「妊娠の可能性を確認するための道具」として捉え、陽性反応が出た場合は医療機関で超音波検査などを受けて、正確な診断を受けることが大切です。

妊娠検査薬を使用するタイミング

一般的な妊娠検査薬は、月経予定日の約1週間後から使用可能とされています。月経周期が安定している方であれば、前回の月経開始日から28日後を基準にし、そこからさらに1週間程度経過してからの使用が目安です。受精卵が子宮内膜に着床してからhCGが分泌され、尿中に十分な量が検出されるまでに時間がかかるためです。

あまりに早い段階で検査をすると、hCGの量がまだ不十分で正確な結果が得られない可能性があります。「早期妊娠検査薬」は、生理予定日の数日前から使用可能なタイプで、通常よりもhCGに対する感度が高く、少量のhCGでも反応する仕組みです。ただし、早期検査で陰性だった場合でも、再度適切な時期に検査することで、より正確な結果が得られます。

妊娠初期に知っておきたいこと

妊娠初期に知っておきたいことは以下のとおりです。

  • 妊娠初期の過ごし方のポイント
  • 妊娠初期の食事について
  • 妊娠初期の運動
  • 飲酒や喫煙の赤ちゃんへの影響
  • 医療機関への受診時期

妊娠初期の過ごし方のポイント

妊娠初期は、つわりや体調の変化が起こりやすく、無理をせず穏やかに過ごすことが大切な時期です。身体だけでなく心にも変化が起きやすいため、以下のポイントに気をつけながら、ゆったりとした時間を過ごしましょう。

  • 十分な睡眠と休息をとる
  • リラックスできる環境をつくる
  • 無理のない範囲で体を動かす
  • 水分補給をこまめにする
  • 栄養バランスを考えた食事をとる
  • パートナーや家族とのコミュニケーションを大切にする

妊娠・出産は、女性にとって、人生における大きな転換期であり、精神的なサポートが重要です。

妊娠初期の食事について

妊娠初期の食事は、赤ちゃんの成長と母体の健康維持に欠かせません。特にこの時期は胎児の器官形成が進むため、栄養バランスの良い食事が重要です。葉酸は神経管閉鎖障害のリスクを減らす働きがあり、妊娠初期から積極的に摂る必要があります。

緑黄色野菜や果物に多く含まれています。鉄分は血液量の増加に伴い必要量が増えるため、不足すると貧血や胎児の発育への影響が懸念されます。レバーやひじき、小松菜などがおすすめです。

つわりがある場合は、無理せず食べられるものから少しずつ摂取し、必要に応じてサプリメントの活用も検討しましょう。

妊娠初期の運動

妊娠初期はホルモンバランスが大きく変化し、身体的にも精神的にも不安定な時期です。激しい運動は体への負担が大きく、流産や早産のリスクを高める可能性があるため、無理のない範囲で行いましょう。

軽い散歩は血行促進や気分転換、睡眠の質改善に効果が期待できます。マタニティヨガは呼吸法やストレッチを組み合わせ、柔軟性や筋力を養いながらリラックス効果も得られます。ストレッチは筋肉の緊張を和らげ、腰痛や肩こり、むくみ予防に有効です。いずれも無理をせず、体調に合わせて取り入れましょう。

飲酒や喫煙の赤ちゃんへの影響

妊娠中の飲酒や喫煙は、胎児の健康に悪影響を及ぼすリスクがあるため、避けるべき行為です。アルコールやニコチンに含まれる有害物質は、胎盤を通じて赤ちゃんに直接届いてしまいます。

アルコールは胎児性アルコール症候群の原因となり、発育障害や知的障害を引き起こす可能性があります。また、喫煙は胎児の低体重や早産、流産のリスクを高めるとされています。妊娠がわかったら、すぐに飲酒や喫煙は中止しましょう。

医療機関への受診時期

妊娠が確認できたら、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。妊娠初期には、妊娠週数や赤ちゃんの心拍確認、母体の健康状態をチェックするための重要な検査が行われます。

この時期には、子宮頸がん検査や性感染症の有無を調べる検査も含まれており、母子ともに健康な妊娠生活を送るための準備が始まります。医師や助産師から妊娠中の生活指導を受けられる機会でもあるため、不安や疑問があれば遠慮なく相談しましょう。

まとめ

PMSと妊娠初期症状はよく似ているため、自分だけで判断するのは危険です。妊娠の可能性がある場合は、市販の妊娠検査薬で確認したうえで、早めに医療機関を受診することが大切です。

妊娠初期は赤ちゃんの成長にとって重要な時期なので、生活習慣を見直し、栄養バランスの良い食事と無理のない範囲での運動を心がけましょう。葉酸の摂取も胎児の神経管発達に役立つため積極的に取り入れることが推奨されます。

飲酒や喫煙は赤ちゃんに深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。何か心配な症状がある場合や不安を感じるときは、自己判断せず、医療機関へ相談しましょう。

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