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【医師監修】生理不順でも妊娠は可能?妊娠の確率や見分け方をわかりやすく解説

[2025.10.31]

「生理不順だと妊娠しづらいって本当?」そんな不安を抱えている方は多いです。生理不順は多くの女性に見られる症状であり、原因は一時的なストレスやホルモンの乱れ、病気の兆候までさまざまです。

この記事では、生理不順の原因や生理不順でも妊娠できる確率、生理不順と妊娠のよくある疑問について解説します。将来的に妊娠を希望する方や生理の乱れに悩んでいる方は、正しい情報を知り、不安を解消しましょう。

橋本駅南口から徒歩1分の長谷川レディースクリニックでは、生理不順やPMS(月経前症候群)など、女性特有の症状に関するご相談に加え、男性不妊に関する検査・治療にも対応しています。経験豊富な専門医が、一人ひとりのお悩みに寄り添いながら、適切な医療サポートを提供いたします。

また当院では、神奈川県相模原市・淵野辺駅から徒歩2分のソフィアレディスクリニックと連携し、婦人科および不妊治療においてスムーズな連携体制を構築しています。検査結果や治療方針の共有により、患者さまにとって安心かつ効率的な診療環境をご提供いたします。

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生理不順でも妊娠できる?

生理不順と妊娠について、以下の内容を解説します。

  • 生理不順と妊娠の関係
  • 生理不順でも妊娠できる確率
  • タイミング法
  • 排卵誘発剤の使用
  • 体外受精

生理不順と妊娠の関係

生理周期は、脳からの指令により卵巣が分泌するホルモンによって調整されます。ホルモンバランスが乱れると生理周期が不安定になり、生理不順が起こりやすくなります。生理不順が続くと排卵のタイミングが不規則になったり、排卵が起こらなかったりすることがあり、妊娠しにくくなる原因になる場合もあります。

妊娠を成立させるには、排卵の時期にあわせて性交渉を行うことが重要です。生理不順があると排卵の予測が難しくなり、タイミングを合わせにくくなります。

生理不順でも妊娠できる確率

生理不順がある場合も、妊娠できる可能性はあるとされています。生理周期が2〜3か月に1回程度のケースでは、排卵が起きていれば自然妊娠は期待できます。無月経に近い状態が続いている方や、生理周期が極端に短い・長い方は、排卵障害が隠れている可能性があり、妊娠の確率が下がる場合があります。

妊娠のしやすさは生理不順の原因や程度によって異なるため、まずは婦人科を受診して自分の体の状態を正確に把握することが大切です。

タイミング法

タイミング法とは、排卵のタイミングを予測して性交渉の時期を合わせることで、妊娠の可能性を高める方法です。基礎体温を毎日記録したり、排卵検査薬を活用したりすることで排卵日を予測します。生理不順があると、基礎体温が安定せず予測が難しく、排卵検査薬で陽性反応が出にくいケースもあります。

タイミング法だけでは妊娠が難しいことも多いとされています。

排卵誘発剤の使用

排卵誘発剤は、ホルモン剤を使って卵巣を刺激し、排卵を促す治療方法です。飲み薬や注射など複数の種類があり、排卵が不規則または起こっていない場合に、妊娠の可能性を高める効果が期待できます。排卵誘発剤の使用は副作用や多胎妊娠のリスクもあるため、必ず医師の指導のもとで適切に使用することが必要です。

自己判断で服用を始めたり、量を増やしたりすることは避けましょう。

体外受精

体外受精は、卵子と精子を体外で受精させた後、受精卵を子宮に戻す不妊治療です。タイミング法や排卵誘発剤などで妊娠に至らなかった場合に検討される治療法で、生理不順によって自然妊娠が難しい場合にも選択されます

体外受精は高度な技術と費用を伴いますが、妊娠の可能性を高める手段として多く医療機関で実施されています。医師とよく相談しながら、自分たちに合った治療法を見つけることが大切です。

生理不順の種類と原因

生理不順のタイプと考えられる主な原因について、以下の内容を解説します。

  • ストレスや生活習慣の乱れが引き起こす生理不順
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 早期閉経
  • 甲状腺の病気

ストレスや生活習慣の乱れが引き起こす生理不順

ストレスの蓄積や不規則な生活習慣は、女性のホルモンバランスを大きく乱す要因となり、生理不順を引き起こす原因の一つです。女性の体は繊細なホルモンの調整によって生理周期が保たれています。ストレスや生活の乱れによってホルモンバランスが崩れると、生理周期の乱れや生理痛の悪化などの不調が現れます。

無理なダイエットによる栄養不足には注意が必要です。体が「妊娠に適さない状態」と判断し、排卵や生理が止まる場合があります。寝不足やスマートフォンの長時間使用による体内時計の乱れも、ホルモン分泌に悪影響を及ぼすため注意が必要です。

生理不順の改善のために、生活リズムを整え、栄養・睡眠・ストレス管理を意識することが大切です。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、卵巣内に複数の未成熟な卵胞が残り、うまく排卵が行われない状態です。10〜40代まで幅広い年代で発症します。卵巣から毎月1つの卵子が成熟して排卵されます。一方で、PCOSではホルモンバランスが乱れ、卵胞が成長しきらず排卵が難しくなります。

PCOSの明確な原因は解明されていませんが、遺伝的要因やインスリン抵抗性が関与しているとされており、食生活の変化や運動不足もリスク要因と考えられています。PCOSは適切な治療によって、症状の改善や妊娠の可能性も期待できるとされています。

早期閉経

閉経は45〜55歳頃に迎えることが多いですが、40歳未満で月経と排卵が停止する状態を「早期閉経」と呼びます。早期閉経は、以下の原因が挙げられます。

  • 自己免疫疾患、
  • 遺伝的な体質
  • 卵巣・子宮の手術歴
  • 抗がん剤や放射線治療の影響

早期閉経になると、女性ホルモン(特にエストロゲン)の分泌が急激に低下し、ホットフラッシュ(のぼせ)や発汗、イライラなど更年期に似た症状が現れます。ホルモンの減少は骨粗鬆症動脈硬化・心疾患などのリスクを高めるとされており、医師の診断を受けて適切な対応をとることが重要です。

治療にはホルモン補充療法が用いられることが多く、症状を和らげ、将来的な健康リスクの予防につながります。閉経の兆候が早い段階で見られた場合は、早めに婦人科で相談しましょう。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、30〜40代の女性に多いです。閉経を迎えると自然に小さくなることが多いとされています。腫瘍は子宮内部で徐々に大きくなるため、周囲の臓器を圧迫し、さまざまな症状を引き起こす場合があります。

筋腫が大きくなると、月経量の増加や強い生理痛、貧血、頻尿などの症状が現れたり、妊娠しづらくなったりすることもあります。治療法として、薬によって筋腫を小さくする薬物療法や、手術による摘出が行われます。治療方針は、筋腫の大きさや症状の重さ、妊娠の希望などに応じて、医師と相談しながら決定します。

最近の研究では、子宮筋腫による過多月経に対して「リンザゴリクス」という新しい薬が開発されています。

甲状腺の病気

甲状腺ホルモンの分泌が過剰になる「甲状腺機能亢進症」では、生理周期が乱れたり、無月経や不正出血などが見られたりする場合があります。甲状腺ホルモンが不足する「甲状腺機能低下症」では、月経周期が延びる、月経量が減少する、月経が止まるなどの変化が起こることもあります。

甲状腺の異常が原因で生理不順が生じる場合は、ホルモンのバランスを整える薬物療法により改善が期待できます。生理不順の他に、以下の症状がある場合は甲状腺疾患の可能性があります。

  • 疲労感
  • 体重の急激な増減
  • 動悸
  • 息切れ
  • 発汗の増加
  • 手の震え

生理不順と妊娠に関するよくある疑問

生理不順と妊娠に関して、以下のよくある質問を解説します。

  • 生理不順でも妊娠することはある?
  • 生理が来ないのは妊娠以外の原因もある?
  • 生理不順があると妊娠に影響する?

生理不順でも妊娠することはある?

生理不順があっても妊娠する可能性はあります。排卵のタイミングが一定でなくても、排卵が起きている限り、受精が成立することがあります。排卵日を予測しにくいため、妊娠を希望する場合は基礎体温の記録や排卵検査薬を活用しましょう。

周期が極端に乱れている場合は、ホルモンバランスや卵巣機能の異常が隠れていることもあるため、婦人科で相談するのがおすすめです。

生理が来ないのは妊娠以外の原因もある?

妊娠以外にも、ストレスや急激な体重変化、過度な運動、睡眠不足などによってホルモンバランスが乱れ、生理が止まることがあります。甲状腺や卵巣の病気、早期閉経などが関係している場合もあります。妊娠の可能性が低いのに1か月以上生理が来ない場合は、早めに医師に相談して原因を確認することが大切です。

生理不順があると妊娠に影響する?

生理不順が続くと、排卵のリズムが乱れるため、妊娠がしづらくなることがあります。無排卵月経(排卵がないのに出血だけある状態)の場合、自然妊娠は難しい場合が多いとされています。治療や生活習慣の改善で排卵が安定すれば、妊娠の可能性は期待できます。医療機関で早めの検査と適切なサポート受けましょう。

まとめ

生理不順があっても妊娠は可能です。一方で、ホルモンバランスの乱れや子宮・卵巣の病気などが隠れていることもあり、状況によっては妊娠しにくくなる場合もあります。原因によって対処法は異なるため、自己判断せず、婦人科を受診して正確な診断を受けることが大切です。

妊娠を希望している場合は、早期の受診と適切なサポートが、妊娠への近道です。不安や疑問があるときは、一人で悩まず専門家に相談しましょう。

参考文献

Jacques Donnez, Hugh S Taylor, Elizabeth A Stewart, Linda Bradley, Erica Marsh, David Archer, Ayman Al-Hendy, Felice Petraglia, Nelson Watts, Jean-Pierre Gotteland, Elke Bestel, Paul Terrill, Ernest Loumaye, Andrew Humberstone, Elizabeth Garner.Linzagolix with and without hormonal add-back therapy for the treatment of symptomatic uterine fibroids: two randomised, placebo-controlled, phase 3 trials.Lancet,2022,400,10356,p.896-907

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