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子宮鏡検査はどのタイミングで受ける?検査内容・痛み・費用まで詳しく解説

[2025.10.31]

強い生理痛や原因不明の出血、なかなか妊娠しないなどの悩みを抱えていませんか?これらの症状は、子宮内に異常があるサインの可能性があります。子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどの疾患は、30〜40代の女性の約2〜3割に見られるとされており、誰にでも起こり得る身近な問題です。

この記事では、子宮の内部を直接観察できる「子宮鏡検査」について、検査の流れや痛みの程度、費用の目安を解説します。検査を受けようか迷っている方や、検査を控えていて不安を感じている方に役立つ内容です。この記事を通じて、子宮鏡検査に関する疑問や不安を解消しましょう。

橋本駅南口から徒歩1分の長谷川レディースクリニックでは、生理不順やPMS(月経前症候群)など、女性特有の症状に関するご相談に加え、男性不妊に関する検査・治療にも対応しています。経験豊富な専門医が、一人ひとりのお悩みに寄り添いながら、適切な医療サポートを提供いたします。

また当院では、神奈川県相模原市・淵野辺駅から徒歩2分のソフィアレディスクリニックと連携し、婦人科および不妊治療においてスムーズな連携体制を構築しています。検査結果や治療方針の共有により、患者さまにとって安心かつ効率的な診療環境をご提供いたします。

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子宮鏡検査とは子宮内部を直接観察する検査

子宮鏡検査について、以下の内容を解説します。

  • 子宮鏡検査で確認できること
  • 他の検査との違い
  • 子宮鏡検査の検査方法

子宮鏡検査で確認できること

子宮鏡検査は子宮内を直接観察し、子宮内膜の状態や子宮筋腫、ポリープ、子宮体がんの有無を調べることができます。子宮内膜のチェックでは、炎症の有無や厚みが適切かどうかを確認します。子宮筋腫や子宮内膜ポリープは、子宮内膜から発生する良性腫瘍ですが、進行すると不正出血や不妊、月経痛、過多月経、貧血などの症状を引き起こす場合があります。

子宮筋腫は30〜40代の女性の約20〜30%に見られる疾患です。子宮体がんは子宮内膜から発生する悪性腫瘍で、子宮鏡検査によってがんの存在や進行度を確認することが可能とされています。早期に発見されれば、治療により完治が期待できる一方、進行すると命に関わることもあるため、早期発見が重要です。

他の検査との違い

子宮の検査には、子宮鏡検査の他に超音波検査やMRI検査などがあります。検査の特徴は以下のとおりです。

  • 超音波検査:子宮の大きさや形、子宮筋腫の有無などを確認
  • MRI検査:子宮の内部構造を詳細に把握
  • 子宮鏡検査:子宮の中をカメラで直接観察

子宮鏡検査の検査方法

子宮鏡検査は、直径数ミリの細いカメラ(子宮鏡)を腟から子宮内に挿入して、内部の状態を映像で観察します。以下の流れで検査が行われます。

  1. 検査着に着替える
  2. 内診台に上がる
  3. 医師が膣を広げる器具(クスコ)を使用し視野を確保する
  4. 子宮の入り口からカメラを挿入する
  5. 生理食塩水などの液体を子宮内に流し込み、内部を広げながら観察する
  6. カメラの映像がモニターに映し出され、医師がリアルタイムで子宮内の状態を確認する

子宮鏡検査は子宮の内部を直接見られるため、より精密な診断につながる検査方法です。

子宮鏡検査を受けるタイミング

子宮鏡検査は、医師の判断や特定の症状がある場合に行われます。子宮内の異常を直接確認できるため、診断や治療方針の決定に役立つとされています。不正出血がみられる場合、子宮筋腫や子宮体がん、ホルモンバランスの乱れなどが疑われ、子宮鏡検査によって原因を調べます。

月経痛が強いケースでは、子宮内膜症や子宮筋腫などの疾患が関係する場合があり、子宮鏡による検査が行われます。妊娠しにくいと悩んでいる方も、子宮内膜症やポリープが要因の可能性があり、検査の対象です。子宮がん検診で異常が見つかった場合には、子宮体がんや子宮頸がんの疑いを精密に調べるために子宮鏡検査が推奨されることがあります。

子宮鏡検査の前に押さえておきたい基本ポイント

検査前に知っておきたいポイントは、以下のとおりです。

  • 検査前の準備と留意点
  • 検査にかかる所要時間
  • 検査費用と保険の適用
  • 子宮鏡検査を受ける病院選びのポイント

検査前の準備と留意点

子宮鏡検査を受けるにあたって、食事や飲み物の制限はありません。当日は、検査がスムーズに行えるような服装で来院しましょう。検査時には下着を脱ぎ、診察台に足を開いて乗る形になるため、スカートやワンピースなどの着脱しやすい服がおすすめです。検査の実施に適したタイミングは、月経終了後から排卵前までの間とされています。

月経中は出血の影響で視野が妨げられるため、月経が終わってから数日以内の検査がおすすめです。妊娠の可能性がある場合は、必ず事前に医師へ伝えてください。

検査にかかる所要時間

子宮鏡検査の所要時間は、5〜10分程度と比較的短時間で終了します。子宮の状態により多少時間が延びることもあります。検査は短時間で終わりますが、病院での待機時間や事前説明、検査後の診察なども含めると、全体で1〜2時間程度を見込んでおきましょう。

検査費用と保険の適用

子宮鏡検査は、疾患の診断や治療を目的として実施される場合は保険が適用されます自己負担が3割の方であれば、費用の目安は5,000〜10,000円程度です。金額は医療機関によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。不妊治療の一環として検査を受ける場合は、保険が適用されないケースもあります。

自費診療の場合の費用は、医療機関により異なりますが、約20,000〜30,000円が目安です。

子宮鏡検査を受けるクリニック選びのポイント

子宮鏡検査は、多くの産婦人科クリニックや総合病院で受けることができますが「どの病院で受けるべきかわからない」と迷う方も多いです。受診場所を選ぶ際のポイントは、医師の経験の豊富さや、導入されている設備の質などが挙げられます。子宮鏡検査は、医師の技術や症例経験によって診断の正確性が大きく左右される検査です。

多くの症例を経験した医師が在籍する病院を選びましょう。高解像度のカメラや、広角レンズを搭載した子宮鏡を使用する施設は、精密な診断につながります。病院の公式Webサイトで設備の情報や医師のプロフィールを確認したり、口コミや体験談をチェックしたりすることをおすすめします。

子宮鏡検査に特化した診療を行っている医療機関も増えています。自分に合った病院を選ぶために、事前に情報収集しましょう。

子宮鏡検査の不安を解消するポイント

検査を受ける際の事前に知っておきたいポイントについて、以下の内容を解説します。

  • 子宮鏡検査中の痛み
  • 麻酔について
  • 子宮鏡検査後の過ごし方と注意点
  • 起こりうる合併症とリスク

子宮鏡検査中の痛み

子宮鏡検査は、直径約3mmの細いカメラを腟から子宮内に挿入します。多くの場合、強い痛みを感じることはほとんどないとされています。出産経験がある方や子宮口が柔らかい方は、痛みを感じにくい傾向です。出産経験がない方や子宮口が硬い場合には、生理痛に似た鈍い痛みや、お腹の張りのような違和感を覚えることがあります

痛みの感じ方は個人差がありますが「我慢できないほどの痛み」を訴える方は少ないです。検査中に強い痛みを感じた場合は、無理をせず医師に伝えましょう。状況に応じて痛みを軽減する処置を行ったり、検査を一時中断したりすることも可能です。

麻酔について

痛みが不安だったり、子宮の手術を受けたことがあったりする場合には、事前の相談により麻酔を使用するケースがあります。麻酔には以下の方法があります。

  • 局所麻酔:子宮頸部に麻酔薬を注射し、痛みを和らげる方法
  • 静脈麻酔:点滴を通じて麻酔薬を投与し、検査中は半分眠った状態

麻酔を希望する場合は、検査前に麻酔に対する同意書の提出が必要です。使用する麻酔の種類によって費用や検査後の回復時間が異なるため、事前に確認しましょう。

子宮鏡検査後の過ごし方と注意点

検査後は、数日間は軽度の出血や腹痛、腰のだるさなどが現れることがあります。子宮内が刺激を受けたことによる反応であり、通常は自然に治まることが多いです。日常生活では以下の点に注意しましょう。

  • 入浴は湯船を避け、シャワー浴にとどめる
  • 飲酒や激しい運動は控える
  • 性交渉は数日間避ける

異常な症状が続く場合は、速やかに医療機関へ連絡してください。

起こりうる合併症とリスク

子宮鏡検査は安全性の高い検査ですが、まれに合併症が起こる場合があります。考えられる合併症は、以下のとおりです。

  • 出血
  • 感染症
  • 子宮穿孔(子宮に小さな穴が開く)
  • 子宮内癒着

リスクは低いとされていますが、万が一の際には早期に適切な処置が必要です。検査を受ける前に、リスクについて医師から十分な説明を受け、不安な点があれば確認しましょう。

子宮鏡検査後の流れと今後の治療について

子宮鏡検査後の流れと今後の治療について、以下の内容を解説します。

  • 子宮鏡検査で異常が見つかった場合の治療法
  • 治療後の生活
  • ​​セカンドオピニオンの活用

子宮鏡検査で異常が見つかった場合の治療法

子宮鏡検査で異常が確認された場合、病変の種類や大きさ、進行度に応じて適切な治療が行われます。子宮内膜ポリープや小さな子宮筋腫などは、子宮鏡下手術で切除することが可能とされています。子宮鏡下手術は、お腹を切らずに子宮内から直接病変を取り除く方法で、体への負担が少なく、回復も比較的早い傾向があります。

子宮筋腫が大きい場合や子宮体がんが発見された場合には、開腹手術が必要になることもあります。開腹手術は、お腹を切開して子宮を摘出する方法です。子宮を摘出すると、妊娠の可能性がなくなりますが、命を守るために必要な治療となる場合があります。

近年では、より細く柔軟な器具であるミニレセクトスコープが登場し、入院または外来のどちらでも使用できるケースが増えています。研究によると、ミニレセクトスコープの普及により、低侵襲で精度の高い子宮鏡手術が可能になるとされています。

治療後の生活

治療後は、医師の指示に従って安静に過ごしましょう。子宮鏡検査や手術の後は、一時的に少量の出血やおりものの増加が見られることがありますが、数日以内で落ち着きます。体調が安定していれば、日常生活や仕事、家事などは無理のない範囲で行っても問題ありません。

出血が長引く、強い腹痛や発熱があるなどの異常が現れた場合は、病院を受診してください

​​セカンドオピニオンの活用

検査結果や治療方針について他の医師の意見も聞きたい場合は、セカンドオピニオンを受けられます。セカンドオピニオンは、患者自身が病状をより深く理解し、自分に合った治療法を選ぶための手段です。セカンドオピニオンを希望する場合は、検査結果や画像データ、診療情報提供書などを持参しましょう。

別の医師の見解を聞くことで、新たな治療の選択肢が見つかることもあります。

まとめ

子宮鏡検査は、子宮内を直接観察できるため、子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、子宮体がんなどの診断に役立つとされる検査です。検査時間はおおよそ5〜10分と短く、痛みもほとんどありません。検査は月経終了後から排卵までの間に行うのが一般的で、保険が適用される場合の費用は5,000〜10,000円程度です。

検査結果で異常が認められた場合は、子宮鏡下手術や開腹手術などの治療が行われます。子宮の疾患を早期に発見し、適切な対応をとるためにも、気になる症状がある場合は早めに医師へ相談しましょう。

参考文献

Andrea Etrusco, Antonio Simone Laganà, Vito Chiantera, Sandro Gerli, Jose Carugno, Felice Sorrentino, Gaetano Riemma, Amerigo Vitagliano, Alessandro Favilli.Efficacy, safety, and feasibility of the treatment of intrauterine pathologies with the mini-resectoscope: A systematic review.Int J Gynaecol Obstet,2024,166,2,p.527-537

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